大我は立ち上がり、キャンプ場を後にする。その後、誰もいなくなったキャンプ場に残っていたはずのウイルスはいつの間にか姿を消していた。<br><br><br>ーーー平光カフェ<br><br><br>のどか「ひなたちゃん…やっぱりいなかったね…」<br>ちゆ「街にはいないとなると、やっぱり隣町かしら…」<br><br>永夢と別れたあと、のどかとちゆの2人はひなたの姉が営むカフェに足を運んでいた。様子のおかしいひなたを心配して話を聞こうと考えていたのだが、肝心のひなたは留守のようだった。<br><br>めい「ごめんなさいね。私もてっきり2人と一緒にいるのかと思ってて。」<br><br>めいが飲み物を持ってのどかたちのテーブルに来る。ひなたは行き先を告げずにどこかへ出かけているらしく、手詰まりの状況となってしまった。<br><br>ちゆ「ありがとうございます。私たちも何も知らなくて…」<br>のどか「ひなたちゃん…なんだか元気がなかったから、心配なんです…」<br>めい「2人ともありがとう。もしかしたらすぐ帰ってくるかもしれないし、ゆっくりしていってね。」<br>スイマセ-ン/<br>めい「はい。すぐ参りますね。それじゃあ2人ともごゆっくりどうぞ。」<br><br>めいは他のお客に呼ばれ、席を後にする。<br><br>のどか「はぁ…ちゆちゃん、ひなたちゃん大丈夫かなぁ…?」<br>ちゆ「きっと大丈夫よ。ひなたもきっと気分転換で出かけてるんじゃないかしら。」<br>ニャトラン「それでも、俺を置いていくかぁ?」<br><br>テーブルの上にひょこっと現れたのはひなたのパートナーであるニャトランだ。外見がネコであるため、周りの客にも違和感を持たれずに済んでいる。<br><br>ちゆ「それは…」<br>ニャトラン「ひなたのやつ、一体どこいっちまったんだよ…」<br>のどか「あれ?ねぇ2人とも、あそこにいるのってひなたちゃんじゃないかな?」<br>ちゆ・ニャトラン「「え?」」クルッ
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